アシガール11話。
羽木城で、成之の母・久がおふくろ様(吉乃)に詫びるシーン。
久が、
「阿湖姫の身代わりで捕えられたのは、あなたのお子であるとか。
成之に変わってこのとおり...」
と、おふくろ様に詫びるのですが、その理由。
羽木家を恨んでいた成之は、アシガール9話で高山の家臣・坂口と組んで阿湖姫をさらって高山の若君と縁組させることを企んでいました。
そして、久はその企みを聞き、承知していたわけです。
結果、その企みに巻き込まれたのは、阿湖姫ではなく唯之助。
その後、久は若君の取り計らいで羽木城内で成之と共に暮らせるようになります。
羽木家で暮らすことで、これまでのわだかまりが次第に薄らいできたのか、久は先の企みについて、罪悪感に苛まれるようになったのではないかと思われます。
そしておふくろ様にお詫びをするに至ったのではないかと。
この直前の場面、成之が若君を助けに行くときも、成之を引き止めるどころか、成之の気持ちが揺らがないようにと気を遣ってましたからね。
このように、久の羽木家に対する気持ちの変化が巧みに表現されているように思われます。
おふくろ様は久のそのような態度に、
「お手をお上げくだされ。それに、唯の助のことならば、
何も案じておりませぬ」
と、穏やかな表情で対応します。
とても素敵ですね。
ただ、久が(成之に代わって)おふくろ様に謝るということは、おふくろ様は、成之がそのように企んでいた(が唯がさらわれた)ことを知っていたという前提が必要です。
このあたりの関係がまだしっくりこないのですが、リピートして勉強します。笑
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