アシガール1話。
唯が山の中で迷い、地面に生えていたキノコを食べようとしたとき、目の前に現れた若君のシーン。
唯「怪しいものじゃありません。ただ、お腹が空いてこのキノコを食べようと」
若君「食う?それを?」
唯「一晩中歩いてきて、もう限界で、どうせ死ぬなら何食べてもいいかなって」
若君「そうか」
唯の話を聞いた若君はその場に座り、
「好きなだけ食せ」
と言って、その場から離れませんでしたよね。
その理由。
若君は、唯が食べようとしていたのが毒キノコであることを知っていたので、それを食べようとする唯を助けたかったのではないでしょうか。
あえて食べさせ、本当に死にたいのか、そうでないのかを試したんじゃないかと思います。
毒キノコをむさぼり始める唯。
若君「どうじゃ」
唯「なんか、泥臭いっていうか...」
若君「毒じゃ。食うたら心の臓が止まる」
あわてて吐き出す唯。
唯「死ぬところだった!」
若君「死ぬつもりではなかったのか」
そして諭すように、唯にこう告げます。
若君「ならば、生きよ」
若君の言葉に、戦国時代で生き抜くための強い意志が感じられます。
ちなみにその後、若君は木村様達生き残りに「はよ黒羽へ戻れ」と伝えたあと、
唯「ああいう言い方、お城から逃げてくる人が心配で来たんじゃないの?
だって木村さまが生きてるって聞いたとたん、
急いで飛び出していったじゃないですか」
若君「死に急ぐは真の負けじゃ」
というやりとりがありましたよね。
あの若君の言葉、実は若君が唯にも伝えたかったことなのではないでしょうか。
アシガールで学ぶべきことは多いです。
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