尊の「なんにもわかってない」の意味(3話)

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アシガール3話。

唯が2度目のタイムスリップで、

 「そうだ、冷蔵庫にあるプリン、食べないでね。3分後には戻るんだから!」

と言い残して、尊(たける)が、

 「わかってない...なんにもわかってない」

と行ってしまった姉にぼそっと呟くシーン。

この尊の言葉の意味を考えてみました。

尊はこの前に、両親と話をして、

 尊「(お姉ちゃん)バカのくせにしあわせそうだし」
 母「尊、お前はなんにもわかってない。おとうさんは家事が好きすぎて会社をやめました。お母さんは病気とけがのこと以外なんにもしりません。あんたは発明、唯は走りが早いだけ。バカは我が家の伝統芸能です!」

というやりとりをしています。

つまり、尊の「なんにもわかってない」は、母の「なんにもわかってない」からつながっているはずです。

ということは、「わかっていない」のは「バカは我が家の伝統芸能」であること。

つまり、唯は走るのが速いだけのバカであると。

もう少し書き加えると、唯は自分が走るだけのバカであることに気がついていない。

戦国の世は走るだけで生きていけるようなところではない。

でも、3分後には戻ってきて、プリンが食べれることを信じて疑わない唯。

尊は姉に対し、案ずる想いを込めて、冒頭の台詞を呟いたのではないでしょうか。