小平太が文を読む(5話)

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アシガール5話。

小平太が歌を詠む場面。

「黒髪の 乱れも知らず 待つほどにー 日々匂うぞや 蠅の来たらんー」

このあと、鐘ヶ江の姫、ふきが登場して、

「黒髪が乱れることもなく、あなたを待っていると
 我が身が匂ってきたのでしょうか。
 蠅がたかってきてまいりました」

と、歌の意味を解説します。

これで小平太が詠んでいる歌が、ふきから若君に宛てられたものであることがわかります。

が、時系列がちょっと分かりにくいので解説します。

4話で、ふきは若君に(唯と勘違いして)呼ばれ、黒羽城に出向きます。

が、その場では、

 ふき「あの夜は、若君様のもとへ参ります途中。めまいで気を失うてしまいまして」
 若君「気を...そうか、ひとまず下がって休め。体をいとわれよ」

と、人違いではないことを伝えず、そのまま返してしまってますよね。

そんな若君に恋してしまったふき、その後、若君から一向に呼ばれないので、何通もの文を若君に送ります。

冒頭に紹介したシーンでは、若君の膝元にたくさんの文がおかれてますよね。

あれはふきが若君に送った歌で、そのひとつを小平太が詠んでいた、というわけです。