若君の「いささか含みおかれたき儀がござる」の本当の意味(8話)

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アシガール8話。

怪我から回復した若君が、阿湖姫と初めて出会うシーン。

 若君「遠路はるばる、よう参られた。わしがおらぬ間、心細い思いをさせたのう」
 阿湖姫「いいえ。若君様こそ、思わぬご難に遭われ、心よりご案じ申し上げておりました」
 若君「そうか」
 阿湖姫「どうかこれより、幾久しゅうお願い申し上げます」
 若君「そのことだが...いささか含みおかれたき儀がござる」

と、阿湖姫に婚儀の延期を伝える場面があります(ドラマでは実際に延期を伝えるシーンはありません)。

その理由。

賢明なアシガールファンのみなさんはお気づきと思いますが。

若君は平成にタイムスリップして、世界観が大きく変わっているはず。

自分を救ってくれた唯への気持ちも大きくなっています。

でも、そんな唯が次の満月で平成に帰ってしまい、二度と戻ってこなくなることも知っています。

だから、阿湖姫との婚儀を少しだけ先延ばしにして、唯が戦国にいる間は、唯との時間を大切にしたいと思っていたのではないでしょうか。

もっとも、この時点では「延期」なのですが、若君は結婚しないことすら考えていたのかもしれません。

その理由は別の投稿で解説します。