アシガール6話。
若君と尊の会話。
若君「戦国の世で唯之助が言うておった。わしを守ると。何度も」
尊「姉は若君を救いたいと戦国に行ったので」
若君「わしを救う?」
尊「はい」
若君「それはどういう意味じゃ。わしが命を落とすという事か?
いつ?どのように?羽木はどうなる?
父上は?爺は?兄上は?
尊、武士(もののふ)ならば、まことの事を申せ」
尊「もののふ...」
若君は、どう見ても武士でない尊に、あえて「もののふ」という言葉を使ってますね。
その理由。
最初、羽木家が滅びることを隠すつもりだった尊。
でも、「姉は若君を救いたいと戦国に行った」と言ってしまったところで、若君に自分の身に何かあると読まれてしまいます。
そのあと、若君は動揺し、尊から羽木家や家族・家臣のことを問いただそうとしますが、尊は口をつぐみます。
若君は尊の態度から、さらに大事なこと、つまり羽木家が滅びることを隠しているのではないかと気がつきます。
そして若君は冷静な態度に戻り、「もののふならば、まことの事を申せ」という言葉を口にします。
若君はきっと、
「尊の態度から察しはついている。こういうとき、武士であれば潔く打ち明ける。
だから尊も隠さずすべて話してくれ」
と言いいたかったのでしょうね。
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