実験室で燃えた若君の写真の本当の意味(9話)

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アシガール9話。

燃料を作っていた尊の実験室が爆発し、お守りとして尊に貸していた若君の写真が半分ちぎれて、ボロボロになってしまいました。

その写真をみつめる唯。

このシーンを観ていると、唯が、

 「せっかくの若君の写真が...」

って思っているだけのように見えますよね。

でも、この場面と若君の写真には、大きな意味があると思っています。

その理由。

この少し前、唯がメダルをかじってる写真が古戦場で発掘されて、木村先生が唯に渡しましたよね。

この発掘された唯の写真と、若君の半分燃えてしまった写真、2つがオーバーラップしているように思えるのです。

若君の写真は爆発でボロボロになってしまいます。

が、尊は無事でした。

写真だけ見るとひどい状態ですが、そこで誰かが亡くなった訳ではないですよね。

つまり若君の写真がボロボロになった状況は、戦国で若君が唯の写真を古戦場に落としてしまったときの状況を、そのまま現しているのではないでしょうか。

唯の写真も下半分がちぎれていたけど、それだけで若君が命を落としたのではないと。

だから、尊の部屋で若君の写真を見つめている唯の表情は、悲しそうというよりも、尊が無事であったのと同じように、若君も無事であることを確信したかのような表情に見えるのです。

そしてそのあと、唯は自分の写真を家族に見せて、

 「若君は、あの場所で生きていたんだよ」

と言い放ちます。