アシガール3話。
若君が兄・成之に会いに行くシーン。
成之「城へ参ってのち、お目にかかる機会が少のうございました。
我らを城へとお導き頂きまことに」
若君「兄上は勘違いしておられる。私が兄上を城へ招いたは、
己(おのれ)のためにござる。
羽木のため、共に力を尽くしてもらえぬかと」
この場面が映された理由について意味が分かりました。
若君が成之に会いに行く前、軍議が開かれていました。
そこで若君は、高山に奪われた小垣城を取り戻すため、父・忠高にこう申し出ます。
若君「我らだけで、城を取り戻しましょう」
千原「若君」
天野「急いてはなりませぬ」
若君「恐れながら、小垣の民百姓を捨て置くことはできませぬ。
我が羽木一国で小垣城奪還のご沙汰を」
殿「では尋ねる。今このとき、お前は高山の動きをどれだけ
詳しゅうつかんでおる?
民のためと言いながら、お前はただ陣取りにはやっているだけにすぎぬ」
若君は何も把握していないことを父に見破られます。
ただ、松丸家との婚儀も進む気配はありません。
そこで若君が頼ろうとしたのが、兄・成之です。
若君は兄上に挨拶に出向き、羽木一国で小垣城を奪い返すために、冒頭のようなお願いをしたのだと思います。
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