唯が若君にあてた文の本当の意味(8話)

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アシガール8話。

唯が若君に初めての文(ふみ)をあてます。

 「できるだけ 早くお会いが したいのだ すごく大事な 話がござる」

なにやら歌のような感じ、とおふくろ様が言ってますが、この文の本当の意味がようやくわかりました。

最初この場面を観たとき、この文は、唯が兄上さんの企みを知り、若君に危険を伝えるために書いたのかと思っていました。

もちろんそういう目的もあるかと思いますが、この文にはもうひとつ、唯の大事な想いが詰まっていたようです。

唯は、鐘ヶ江の姫が若君と何通も文をやりとりしていたこと、そして若君が鐘ヶ江のところに会いに行くことを、阿湖姫の家臣から知りました。

だから唯は、自分も鐘ヶ江の姫と同じような文を、若君に出したかったんじゃないかと。

その文を出したかったために、あのような危険な探りを実行したとも思えるわけです。

その理由として、そのあとの唯と若君の、

 唯「若君が鐘ヶ江のところにいくのやだ、いやなのだー!(泣)」
 若君「...そのようなことを気に留めておったのか。それゆえ無理をしてでもわしの役に立とうと」
 唯「だって私、歌もよめないし、きれいな着物もないし...若君を守ることしかできないから...」

というやりとりで、自分(唯)が歌や着物の代わりにできるのは「若君を守ることだけ」と言ってますから。

だから文を出すのも、若君を守ることでしかできなかったんですね。

いずれにしても、若君にとっては、鐘ヶ江の姫からの「マジうぜぇ」と思うような何十通もの文より、唯からのただ一通のたわけた文の方がよほど嬉しかったのではないでしょうか。

アシガール、ほんとに深いです。笑