唯が「でも...」のあとに言いたかったこと(8話)

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アシガール8話。

唯が若君に、

 「若君が鐘ヶ江のところに行くのやだ。いやなのだー!」

と泣きながら訴えます。

そのあとの若君と唯のやりとり。

 若君「鐘ヶ江の姫に合うたのは、人違いだとそう伝えるために参っただけじゃ」
 唯「人違い?」
 若君「だからもう泣くな」
 唯「でも...」
 若君「兄上のことは...考えておる」

と、若君が優しく答えたあと、唯の「でも」という言葉を遮ってますよね。

唯は、この若君の「人違いと伝えるために参っただけ」の言葉で、若君とふきは深い仲でないことがわかりました。

ただ、唯にはまだ疑問が残っています。

若君が阿湖姫との婚儀を延期した件です。

どうして延期したのか。

唯は、鐘ヶ江の姫との件で、阿湖姫との婚儀を延期したのだと思い込んでました。

でもそれは違ってたわけです。

ということは、唯は、婚儀を延期した本当の理由を、若君から聞きたかったのだと思います。

つまり、唯が「でも」のあとに言いたかったことは、

 「でも、阿湖姫は『若君から婚儀を延ばしてほしいと言われた』って」

という感じではないでしょうか。

いかがでしょう?

そして、唯の「でも」を遮った若君の、

 「兄上のことは...考えておる」

は、唯の「でも」にまったく応えていないように思われます。

その理由は別の投稿で分析したいと思います。

また、その理由が明らかになることで、私の推測した先ほどのセリフについても納得感が得られるのではないかと思います。