アシガール11話。
山の中での唯と若君の場面。
唯「若君だって何も食べてないのに、なんで平気でいられるの。
いつもと全然変わらない」
若君「そうじゃのう。幼いころより、父上から幾度も言われておったのじゃ
まず徒歩(かち)で戦う雑兵の腹から満たせ。大将は喰らわず笑っておれと」
唯「大将なのに?」
若君「実のところ、対象の一番の役目は痩せ我慢じゃ」
唯「小さい頃から、そういうこと教えられるんだ」
唯「なんか...」
若君「何じゃ」
唯「なんか今、モーレツにギュッと」
(やっぱりダメだ。阿湖姫に悪いもん)
若君「唯...」
このあと、悪丸が寺をみつけてきて、若君の言葉を遮るのですが、若君は唯に何と言おうとしたのでしょうか。
おそらく阿湖姫が無事であったことと、阿湖姫が唯を助けに行くよう言ってくれたこと、つまりお寺の夜に話したことを伝えようとしたのではないかと思います。
これまでの流れで、若君は自分の想いで自ら唯を助けに行こうとしますし、阿湖姫からも唯を助けに行く(=阿湖姫は自分との結婚を諦めた)よう頼まれています。
でも、この時点で唯はまだ阿湖姫が若君を送り出してくれた気持ちを知らないので、「阿湖姫に悪い」と思い、ギュっとする気持ちをためらいます(それ以前に阿湖姫の安否も知らないのですが)。
そのギュッとするのを諦める唯の姿を見て、若君は唯が阿湖姫のことを想って諦めたと感じたのでないでしょうか。
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