アシガール3話。
夕食の支度をする唯之助とおふくろ様の会話。
唯之助「米を配ったのは口封じも兼ねてたと、ひえ~」
おふくろ様「生き残るためには一手も二手も先を読まねばのう」
唯之助「おふくろ様、一体どんな人生送ってきたんですか?」
おふくろ様「たいしたことはない。ほれ」
(唯之助に瓜を食べさせる)
唯之助「ん、甘い!」
さて、なぜおふくろ様は唯之助に瓜を食べさせたのでしょうか。
その理由。
会話の中で、唯之助はおふくろ様がただの百姓とは思えない、頭のいい人だと気がつきます。
そして、おふくろ様の生まれ育った環境を知りたがります。
でも、おふくろ様は「たいしたことはない」と、唯の質問をさらっとかわします。
さらに、唯之助がそれ以上おふくろ様に尋ねてこないよう、甘い瓜を食べさせます。
これで、唯之助の質問はなんとなく終わったことになってしまってますよね。
話を巧みにかわすだけでなく、身の上をむやみに話さない、武家育ちのおふくろ様の品の良さがうかがわれる一場面です。
ちなみに、しばらく経ってから、唯之助はおふくろ様が武家の娘であることを知ります。
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