アシガール3話。
成之が源三郎を通して若君に花を渡し、野上衆と高山の動きを若君に知らせます。
若君「兄上から花が届いたと?」
小平太「これを。先ほど、人目を避けるように源三郎に託したと」
この高山のヤマボウシで、若君は、野上衆が高山に戦を仕掛けることを知ります。
花を渡した理由については「成之が若君に花を渡した本当の理由(3話)」で言及しています。
ところで、なぜ成之は人目を避けるように、源三郎を通して若君に花を渡したのでしょうか。
堂々と持っていけない理由があったのでしょうか。
その理由。
ここでは2つ挙げておきます。
1つめは、若君と小平太は成之と如古坊に会いに行ったあと、剣の稽古をしながら、
若君「どう思う?あの如古坊という僧」
小平太「なにやら成之様、あのものの言いなりであるような」
という会話をしています。
つまり、成之は如古坊に気づかれないように若君に花を持っていったことで、「如古坊に操られている」と見せかけた、という考え方。
もうひとつの理由。
誰にも知られずに若君に花を渡すことで、高山の動きを探った手柄を若君に譲ったという考え方(もっとも、後で若君がそのことを父に明かしますが)。
あるいは、上の2つとも理由にあてはまるという見方もできますね。
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