若君の溜息の理由(4話)

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アシガール4話。

若君が戦に出る前の、成之との会話。

 若君「(兄上に)父上と城をよろしく頼みまする」
 成之「私には何もできませぬ。
    が、せめて忠清様のご武運を祈り、山寺にてご祈祷させて頂きます。
    どうぞ...ご無事で」

といったあと、若君は小さく溜息をつきますよね。

その理由。

若君は「兄上と一緒に羽木を守ってほしい」と、3話でお願いしました(「若君が成之に会いに行った本当の理由」参照)

が、「何もできませぬ」と、自分の頼みに協力してくれない成之の姿を、ちょっと残念に思ったのでしょう。

その溜息です。

3話で成之は花を生けているだけで、武士らしくない振る舞いをしています。

このときも、成之は「何もできませぬ」と、体の弱いふりをしていますね。

そして、こたびの高山との戦では、羽木は武力で非常に不利な戦いを強いられます。

これが忠清を陥れようとする、兄・成之の策略です。